無垢フローリングとは。
これから家やお店つくりをお考えの方、
無垢フローリングにしたい!と思っていても、
なかなか一口で「無垢」がなんなのか、理解しきれている方は少ないと思います。
「無垢」とは100%「木」の素材。
無垢を採用されるなら、「木」の性質をわかっていないと、
将来的に出てくる木特有の変化を欠点に捉えてしまいがち。
3つの性質を理解しておくと、ゆったりとした気持ちで無垢材と向き合えます。
ひとつ、「生きてる」材だということ。
木はフローリングとして製材された後も、呼吸をし、生き続けています。
湿度が高ければ、空気と一緒に水分も取り込み、膨らみます。
逆に湿度が低ければ、自分の持っている水分を放出し、痩せます。
これが原因で「ワレ」や「ソリ」が起きます。
夏になると床鳴りする・・・と思っている箇所が冬に改善したり、
冬に気になるフローリングの隙間が、夏には無くなったり・・・
みたいなことが起こりますが、これは当然起こってきます。
だって生きてるから。
ふたつ、「色が変わり」ます。
木肌は、人間の肌と一緒で日焼けします。
樹種によって、目立つ目立たないはありますが、かならず変色します。
これを「経年変化」と言います。
「劣化」と呼ぶ方がいますが、決して品質が落ちているわけではありません。
変化していくことで味わいが増し、個性的な生活の色が出てきます。
みっつ、「手をかける」必要があります。
2つのポイントを理解した上で、それが生活に支障をきたさないために、
無垢フローリングをいたわってあげることが大切です。
よく「無垢ってワックスがけが大変でしょう?」とおっしゃる方がいます。
家具を全部どかして、ワックスを塗って乾くまで待つ・・・
というのが一般的なイメージでしょうか。
正直、その必要はありません。
ケースバイケースですが、ワックスを売る塗料メーカーも進化しており、
そんなに手のかかるメンテナンス方法をお勧めしていません。
ただ、日常でできる簡単なメンテナンスを継続してすること。
これが大事です。
これらを楽しむことができれば、
無垢フローリングはあなたの生活の良いパートナーになります。
無垢に対する心配事、少し減りましたか?
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