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フローリングの塗装について

 

無垢フローリングを敷いた時、

表面をどうするか、だいたいの選択肢は3つあります。

 

一つめは”オイル塗装”。

無垢フローリングを扱う私たちが、塗装を迷うお客様にお勧めするのがこの”オイル塗装。

オイル塗装は、塗料の成分が木に染み込み、汚れやシミを弾いてくれるという考え方。

浸透するので木そのもののさわり心地を楽しめることや、

キズが目立たないことがその魅力です。

デメリットは水に弱いこと。

こぼした水を長時間放置した場合、塗装後に経年した床だと染み込んでしまい、シミになってしまうことが。

ただし、メンテナンスは簡単で、経験がない方でも簡単にトライできます。

シミや汚れが気になるところにヤスリを当て、同じオイル塗料を塗りこめば元どおり。

この方法については、また後日。

 

二つめは”ウレタン塗装”。

木の表面に樹脂の保護膜を作って、木材を守るという考え方。

樹脂は2液性で、多くの場合は製品になる前に工場で塗装されます。

樹脂の塗膜にはツヤがあります。

ツヤツヤの仕上がりは、5〜8分ツヤ仕上げ。

自然なツヤの3分ツヤ、マットな仕上がりのツヤなし仕上げなどがあります。

ウレタン塗装のメリットは、とにかく汚れや水に強いこと。

オイル塗装ではお勧めできないキッチンや洗面、トイレなどの水周りにも使用できます。

しかし、塗膜がダメージを受けるとその機能は台無し。

キズには気をつけなくてはなりません。

塗膜が受けたキズは白く目立つ上に、専門の業者さんじゃないと補修できないことも。

 

三つめは”無塗装”。

何も塗っていない、木地のままの仕上がりです。

正直お勧めしません。

だって、人間の肌と同じで、守らなかったら汚れもキズもつき放題です。

経年したらササクレて、思わぬ怪我になってしまう場合も。

ですが。

それでもいい方もいらっしゃいます。

自然についたキズも汚れも、生活の中で変わっていく変化を楽しみたい、

ササクレだって自分で直せる、とにかく古材のような味を出したい!

そこまでおっしゃれば、無塗装だって悪くありません。

針葉樹のような、油分の多い樹種なら、安心して無塗装を選択できるかも。

 

 

 

塗装を選ぶということは、どう過ごしたいかを選ぶと言うこと。

少しのメンテナンスの手間を楽しめて、木の床にごろ寝したいのならオイル塗装、

汚れを気にせず、ピカピカの清潔感の中で暮らしたいのならウレタン塗装、

玄人の木の楽しみ方を実践したいなら無塗装・・・なんて。

そんな感覚で、決めつけず、選ぶのを楽しんでみてください。